Windows10は現行のパソコンゲームをプレイするには最良のOSですがWindowsXPやもっと古い世代のWindows向けゲームをインストールやゲームプレイすることには向いていません。
さらに古いWindows用ソフトウェアはOSを破壊することもあり、名作パソコンゲームを安全にプレイするにはその当時のWidowsを用意することが理想です。しかし古いWindowsOSが動作するパソコンは少なく入手も困難です。そこで今回は古いOSをエミュレーターで動かす仮想PCをご紹介します。
Oracle Virtual BoxとVMware Workstation Playerなら無償で使用可能
エミュレーター本体である仮想PCソフトウェアは個人利用なら無料で使用することが出来ます。動作条件はCPUが仮想技術に対応していることです。IntelならintelVT、AMDならAMD-V機能がある上位モデルCPUが必要でマザーボードのBIOS/UEFIから仮想技術機能を有効化すれば準備完了です。
OSは別途中古で入手する必要あり
仮想PCソフトウェアは無料ですが動かすOSはライセンスとインストールディスクを購入する必要があります。ネットオークションやパソコンショップの中古品・ジャンク品コーナー等で探すことが出来ますが入手性が悪いため、レトロパソコンゲームに興味がある際はまずOSから準備しましょう。
なおWindowsXP以降のWindows系OSはライセンス認証がありますが、XPより古いOSはライセンス認証がないため仮想PCとして使うには理想です。インストール後は当時の一般的なパソコンとして使用出来ますがMicrosoftの製品サポートが終了し脆弱性が放置されているためネットには絶対に接続しないようにしましょう。
初期のFPSや3Dゲームも仮想PCでプレイできる
ソフトウェアレンダリングはなくGPUレンダリングを使用するために必要なDirectXは仮想PC上でも利用できます。VMware Workstation Playerなら設定画面で機能を簡単に有効かでき、Oracle Virtual Boxは仮想OSに追加ソフトウェアをインストールすることで機能を有効かできます。
レトロパソコンゲームの中にはトゥームレイダーやヒットマンといった現在も続編が発売され続けている3Dゲーム作品も多く、現在でもプレイヤーが多く存在します。
まとめ
市販タイトルだけでなく同人ゲームやフリーゲームにも名作と呼ばれるゲームは多いですが、そのほとんどが現行OSではプレイできません。
しかし仮想PCならゲーミングパソコンに限らず低スペックのパソコンでも快適にレトロパソコンゲームをプレイすることが可能です。最新のグラフィックも良いですが時には昔の名作に触れてみると新たな発見があるかもしれません。