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Windows10のWindows Update 設定とエディションによる違い

Windows Updateはゲーミングパソコンである以上ずっと付き合い続けることになりますが、設定や機能をより理解することでもっと柔軟に扱いやすくなることもあります。

様々な機能が追加されてきたWindows10はアップデートに関する設定項目も大幅に増えており、ゲーミングユーザーにとってメリットになる内容も多くあります。そこで今回はWindows10のWindows Update 設定とエディションの関係についてご紹介します。

Windows10のパソコンが複数あるならWindows Update を共有できる

Windows Updateは必要なプログラムをダウンロードした後にインストールが始まります。もし未設定のままWindows10を使っていると個々のパソコンがそれぞれWindows Updateをダウンロードし、一時的にネット回線を圧迫しかねません。

Windows10には一度ダウンロードしたWindows Updateのデータを保持し、他のWindows10パソコンへ配信する機能「配信の最適化」があります。この機能を有効にすることでネット回線の圧迫が起きず、Windows Update のインストールが早くなることが見込めます。

他のWindows10へ配信する通信速度も任意に変更することでゲームプレイと平行してWindows Updateのインストール準備が出来てしまうため、ゲーミングパソコン以外にWindows10パソコンがある際は必ず設定しましょう。

Windows10 Proでは細かなWindows Update 設定が可能

Windows10 Proは主に企業向けのエディションであり、ゲーミング用途でのメリットはないと思われがちです。しかし利便性と安定性を両立できるよう多くの設定が可能なWindows10 Proこそゲーミングパソコン向きです。

例えばメジャーバージョンアップはリリースから最大1年間、品質更新プログラムはリリースから30日間インストールを任意の期間延期する設定が可能です。またインストールする時期を4ヶ月遅らせる「半期チャネル」指定設定はリリース直後に起きやすいトラブルからユーザーを守ってくれます。

Windows Updateの一時停止機能もあり、一度設定してから35日間経過すると自動更新に切り替わることでユーザーが忘れてしまっても大丈夫なように考えられています。

Windows10 Proのグループポリシーエディターではさらに細かい設定も可能

グループポリシーエディターとは主に企業内でパソコンの設定をまとめて行う際や制限を加える目的で使用されますが個人ユーザーでも利用できます。設定項目のテンプレートから必要な物を選ぶだけで設定でき、設定できる範囲は膨大です。

他のWindows10パソコンからしかWindows Updateをダウンロードしないように制限をかける・Windows Updateを自動インストールする時間を指定・Windows Updateの配信サーバーへ接続する頻度の変更など多くのテンプレートが存在します。

特にドライバを勝手にWindows Updateで更新されたくないゲーミングパソコンでは「Windows Updateからドライバを除外する」というテンプレートが非常に便利です。

まとめ

Windows10 ProはWindows10より5000円ほど(DPS版価格)高いだけで利便性は大きく向上します。Windows10ではWindows Updateの内容に関する詳細変更は出来ず、完全自動か完全手動の二択になってしまいうところをWindows10 Proなら一発で解決できます。

もし未設定のままWindows10を使っているなら一度Windows Updateの設定内容をチェックし、Windows10 Proへのアップグレードすることをお勧めします。ゲーミングPCを使っているなら「ゲーミングPCなら止めておきたい不要なWindowsサービス」もチェックしてください。