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サブモニターの接続を維持する方法

ノートパソコンやデスクトップパソコンにサブモニターを追加してマルチモニター構成にすることは作業効率を上げ、ゲームプレイも快適になります。

ユーザーが操作中はモニターとの接続が解除されることはありませんが、USBやディスプレイポート経由で接続していると離席して自動スリープや省電力機能が働いたときに解除されることがあります。そこで今回はサブモニターの接続を維持する方法についてご紹介します。

自動スリープ時は周辺機器向けの省電力機能が逆効果

自動スリープはWindowsOS標準の機能であり、メーカーパソコンでは別途ソフトウェアで細かく制御していることもあります。

基本的には不要なデバイス以外へ電源供給をやめることで電力消費を抑えますが、USBやディスプレイポート接続のモニターの場合は完全に切断されてしまいます。スリープから復帰する際は再接続されますが、物理的にケーブルを抜き差ししたときと同じ挙動となってしまいます。

ディスクトップアイコンの配置が変わりサウンドデバイスも変更されてしまうことも

モニターとの接続が完全に切れて再認識されると使用には差し支えないものの、不便な面がユーザビリティーを下げる要因となります。

具体的にはデスクトップアイコンの並びがリセットされてしまい、ばらばらになります。モニター内蔵のスピーカーを使用しているならサウンドデバイスの切り替え操作もその都度必要になり、使い勝手は悪くなってしまいます。

ハブ内蔵のモニターでは周辺機器も同時に切断されてしまう

モニター製品の中にはUSBハブなどを内蔵してモニター経由で様々な周辺機器をスマートに配線可能ですが、スリープ時に切断されてしまうとハブも同時に切断されてしまいます。

特にUSB Type Cやディスプレイポート接続しているモニターはハブも接続トラブルを抱えやすく、マウスやキーボードのような操作に不可欠な機器を繋いでいると厄介です。

デバイス設定や省電力設定の見直しで改善

接続トラブルを回避するにはデバイスの電力供給設定の見直しが不可欠です。デバイスマネージャーから各インターフェースのプロパティを開き「電源管理」タブの「電力の節約のためにコンピュータでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックボックスを外します。パソコンの構成によってはPCI-Express関連のデバイスも設定を変更する必要もあります。

ディスプレイポートなら専用のハードウェアを使えば設定不要で接続を維持出来る

普及が進んでいるディスプレイポート接続のモニターなら専用の機器を接続することで意図しない切断を防ぐことが可能です。

製品としては大手メーカーからはリリースされておらず、有志が開発した同人ハードウェアのため保証や入手性に難はありますがOS側の設定に左右されず数千円の投資で解決可能です。

まとめ

モニターの切断は他の周辺機器と違ってユーザーへの不利益が多く、常用するモニターはもちろんモバイルモニターでも厄介な問題です。正攻法としてはデバイス設定の見直しですがパソコンによって設定変更するべきデバイスが異なるため上級者向けの内容です。

専用ハードウェアならパソコンとモニターの間に機器が増えることで見た目は悪くなりますが数千円の投資で接続トラブルから解放されるため、対処法を調べて設定を変えて検証する時間が取れないならおすすめの解決法です。