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RFCに準拠していないメールアドレスと送信方法

SNSが主なコミケーションツールに発展しても、初めてのやり取りやビジネスシーンではメールを連絡手段として使うことが基本です。しかしメールアドレスによっては正常に送信できないものも一部存在し、正常なやり取りを妨げてしまうケースに発展してしまいます。そこで今回はRFCに準拠していないメールアドレスと送信方法についてご紹介します。

RFCは規格統一するためのルール

様々な仕様や規則を統一するために作成されるRFCは定義される技術ごとに独立しており、メールアドレスに関してはRFC5321とRFC5322が該当します。これらの中で有効なメールアドレスの規定があり、これを元にWEBメールのサーバーソフトウェアやメールクライアントソフトウェアは作られています。

実際には規格外のメールアドレスが多く存在している

RFCで定義されているとしても、実際にメールアドレスを発行するサーバー管理者はRFCでNGとされているアドレスを発行可能です。これらのアドレスを社内だけのやり取りで使うなら問題はありませんが、意図せず外部との連絡用に転用されてしまうと大いに支障があります。

他にも携帯電話会社やウェブメールサービスの提供側が一般ユーザーに自由なアドレス取得を許可してしまったことでRFCで定義されていないメールアドレスが大量に存在する要因となりました。具体的には顔文字など記号が連続するもの、最後や始まりの文字が記号のものなどがあります。

規格外のメールアドレスへは送信失敗しやすい

RFCで定義されていないメールアドレスからのメッセージを受け取ることは可能ですが、メッセージ送り返するとなると大変です。

基本的には存在してはならないメールアドレスはユーザーの入力間違いとして処理されてしまい、メールクライアントソフトウェアやメールサーバー側でブロックされてしまいます。しかし、このようなことを回避する方法もRFCでは定義されており入力方法に一手間を加えれば解決します。

@より前の文字列を「”」で囲むことで送信可能

RFCではダブルクォーテーション「」で文字列を囲むことを許可しており、囲まれた文字列内には最後が記号で終わるものなど、本来はNGな内容も扱えるようになります。

もしRFC規定外で送信できないメールアドレスがあるなら、@マークより前の部分を「”」で囲んで送信可能なアドレスに変えてあげましょう。

まとめ

RFC規定外のメールアドレスは使用者が不理解のまま利用を継続していることが多く、顔文字や記号を連続して使うことで迷惑メールを防ぐことにもつながってるため一方的に利用中断を要求することは困難です。

なによりメールサービスの提供側から勝手に修正できるものでもなく、利用者の判断に委ねられている以上、今後も存在し続けるとみられます。

もし相手がRFC規定外のメールアドレスを伝えてきたなら、お互いのためにメールアドレスを見直したほうが良いことを伝えた上でダブルクォーテーション「」を活用して送る方法も相手に伝える必要があることを教えてあげましょう。