多くのオンラインゲームがWindowsで動作することを念頭に開発されており、ゲーミングパソコンならばWindowsが当たり前です。そして現行のWindows10ではそれまでのWindows8やWindows7と異なるサポート体型・アップデートの仕組みを採用し、OSとの付き合い方も変わりつつあります。そこで今回はWindows10特有のアップデート事情についてご紹介します。
WindowsUpdateは2種類存在する
WindowsUpdateはメジャーバージョンアップとなる「機能改善プログラム」・不具合修正や脆弱性を解決する「品質更新プログラム」の2種類が存在します。機能改善プログラムは年2回配信され、毎回多くの新機能が追加されます。
しかしリリース直後は不具合報告やアップグレードに失敗して起動不能になるケースが相次ぎ毛嫌いするユーザーもいます。品質更新プログラムは毎月第2水曜日に配信されますが、緊急性の高いアップデートは個別に配信される例もあります。品質更新プログラムも不具合報告が希にありますが割合は少ないためリリース後は速やかにアップデートがお勧めです。
メジャーバージョンアップ後のサポート期間は1年半
長らくWindowsOSは発売時期や大型アップデートのリリース日から数年間をサポート期間としてきました。しかしWindows10からは機能改善プログラムをリリースした日から18ヶ月間をサポート期間にするように変更されました。
ユーザーは機能改善プログラムのリリース後18ヶ月以内にバージョンアップしなければ品質更新プログラムも含めサポートを受けることが出来なくなります。実際にWindows10が発売された時のバージョン1507は2017年5月にサポートが終了しMicrosoftのサポートが終了しています。
メジャーバージョンアップでサポートが打ち切りになる旧世代パソコン
Windows10で大きく変わったサポート期間ですが、全てのパソコンがメジャーバージョンアップし続けられる訳ではありません。メジャーバージョンアップするにはドライバの更新も不可欠であり、製造メーカーがドライバの更新をしなくなるとバージョンアップできません。
すでに一部の古いIntel製CPUでは最新のWindows10がインストール不可になっており、今後も古い世代のCPUやデバイスからドライバの更新が止まり時事上のサポート打ち切りとなる見込みです。
WindowsUpdateは自動配信が基本
WindowsUpdateはネットにつながっていると自動的にダウンロード・展開されます。Windows10ではWindowsUpdateをインストールする時間帯を指定できますが、インストール前の準備工程については指定できずゲームプレイの妨げになることもあります。
しかし手間はかかりますものの、自動更新を停止しリリースされたアップデートを個別にダウンロード+インストールする方法もあります。Windows Update カタログのサイトではリリースされたアップデートを直接ダウンロード可能でユーザーが手動更新したい際やネットにつながっていないパソコンを更新する時に有効です。
いつかはアップデートしなければいけないが不具合報告の有無は要チェック
Windows10に限らずリリースされたアップデートは必ず適応する日がやってきますが、リスクもあります。アップデートすることによって起きるトラブルや不具合の例は非常に多く、その内容を調べるとゾッとするケースも見受けられますがWindowsを使い続ける以上避けて通ることは出来ません。
ユーザーとしてはアップデートする時期をずらす方法やアップデートを自動から手動に切り替えるなどの自衛手段を取り身を守るほかありません。
まとめ
WindowsUpdateに良い印象を持つユーザーは少ないと思われますが、日々性能が向上していくハードウェアに対応しウイルス被害に遭わないためには不可欠な存在あることは確かです。
ならば情報収集してトラブル対策を整えられるまでは自動更新を一時的に止めるなど小さな工夫でWindows Updateと付き合い続ける道を選ぶべきではないでしょうか。