世界的にHuawei製品の排除が日々加速しており、日本国内でもHuawei製品の予約受付が停止するなど厳しい動きになっています。しかしコストパフォーマンスの良さから購入した日本国内のユーザーも多く今後Huaweiがどうなるのか気になるところです。
そこで今回はHuawei製パソコンやタブレット製品の今後と既存ユーザーが気をつけたいことについてご紹介します。
今後Huaweiの新製品を購入できる可能性はほとんどない
Microsoftを筆頭にAmazonからも製品の取り扱いが中止されており、主力製品のパソコン・スマホ・タブレットからアクセサリーに至るまでほぼ全ての製品が購入しにくくなっています。新商品も予約中止やそもそも扱わないショップが増えており、個人輸入しか購入方法がなくなる日もそう遠くありません。
各機関から離脱したことでSDカードやWiFiを搭載した製品のリリースは不可能に
microSDを含むSDカードの搭載にはSDアソシエーションという組織に参加することが絶対条件ですが、Huaweiは除籍処分となり今後リリースする新製品ではSDカードをサポートできなくなりました。
WiFiも主要なベンダーであるIntelとQualcommも取引を停止しWiFiの規格団体であるWi-Fi Allianceからも離脱しています。Wi-Fi Allianceから離脱したことで今後のWiFi規格策定する側からされる側になり、ベンダーからも製品の供給を受けられないとなると新製品へのWiFi搭載は困難です。
このまま世界経済から追放されれば製品サポートも期待できない
この徹底的な世界経済からの排除は新製品はもちろん、既存の製品も影響が出る恐れがあります。特にMicrosoftとの関係悪化は深刻なためこのままHuawei製のパソコンをいつまで使い続けられるかは不透明です。ドライバの配布も取引停止のベンダーからどこまでアップデートを受けられるか分かりません。
Huawei製品の買い取りを中止するショップも登場しHuawei製品は早めに手放すべきか
日本としては明確なHuawei排除の動きは大きくありませんでしたがHuawei製品の買い取り中止を公表するショップが出てきたことから、今後Huawei製品を下取りすることは難しくなりそうです。
新製品の購入はおろか既存製品のサポートも怪しくなってくると安心して使い続けることはできず、一気に手放すユーザーが増えることも予想されます。そのため特にこだわりがなければ手持ちのHuawei製品は早めに手放すべきかもしれません。
まとめ
一向に収まる気配のないHuawei排除の動きですが、問題なく使ってきたユーザーには迷惑以外の何者でもありません。
しかしこのままどうなるか分からない製品を使い続けている間に価値がなくなってしまうリスクもあり、このまま使い潰して捨てるか早めに下取りして他社製品に乗り換えるか判断しなければならない時が来ていると言えるのではないでしょうか。