※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

光学ドライブを購入する前に確認したいリテール品とバルク品の違い

光学ドライブ需要の減少から内蔵式から外付け式が主流になり、パソコンケースも5インチベイがない製品がほとんどです。しかしBDの書き込みや頻繁に光学メディアを扱うなら内蔵式の光学ドライブの方がスペックも高く安価なため必須のハードウェアです。

以前はリテール品とバルク品で価格に大きな下がりましたが、需要が減ったことでリテール品が安価になりバルク品との価格差も縮まる一方です。そこで今回は光学ドライブを購入する前に確認したいリテール品とバルク品の違いについてご紹介します。

リテール品のメリットは製品サポートだが相性問題がない光学ドライブには不要

リテール品と言えば製品サポートの手厚さですが、光学ドライブは相性問題がほとんど存在せず製品故障以外のトラブルはほぼ皆無と言えます。付属のソフトウェアも一般的な製品が一般的なため余程のことがなければ操作に困ることは考えにくく、光学ドライブにおいてはリテール品を購入するメリットは限定的です。

リテール品の光学ドライブは静音化やリッピング抑制など独自要素があるものも

リテール品の光学ドライブはファームウェアが独自の物に入れ替えてDVD再生時に敢えて低速回転させ静音化を図る製品があります。リビングや寝室に置くパソコンなら静かに再生できて便利な機能ですが、リッピング時には回転数が上がらず時間がかかるというデメリットもあります。

同様のことはメーカー製パソコンでも行われているため、リッピング速度に不満があるならリテール品ではなくバルク品への交換がお勧めです。

バルク品は標準的な仕様で安価に入手可能

バルク品の光学ドライブは本来の仕様に忠実なためリッピングに多用するなら最適です。リテール品のような製品サポートはありませんが光学ドライブは消耗品的な要素が多く、クリーニングで症状が変わらなければ基本的に丸ごと交換するためユーザーサポートを利用する機会がほぼありません。

もちろんユーザーサポートにかかる費用が含まれない分、安価でありヘビーな使い方をするなら低コストで入れ替え可能なバルク品がお勧めです。

リテール品は高価なソフトウェアが付属する製品が多いが光学ドライブを外すと使用不可

リテール品のメリットのひとつにバンドルソフトの多さがあります。Cyberlinkなど有名どころや簡単な動画編集までこなせるソフトウェアが付属する製品もあります。

ただしリテール品特有のファームウェアによる認証を採用することで不正コピー対策が施されているため光学ドライブを外した状態では起動できない点には注意です。また型落ちの製品ではBDの再生に必要なAACSキーの提供が終了してることがあります。

バルク品の付属ソフトウェアはバージョンに注意すれば長く使えるものも

バルク品はリテール品よりも流通期間が長いことが多く、リテール品では難しい付属ソフトウェアのメジャーバージョンアップが可能な製品が多々あります。

型落ちの製品でもソフトウェアのバージョンが新しければAACSキーの提供を受けやすく、パソコン上でBDや地デジ放送の録画DVDを再生させるならソフトウェアのバージョンを比較してより新しい方を選びましょう。

まとめ

光学ドライブは近年目立った性能向上がない上に消耗品的な要素があるため、BD等の再生ソフトウェアが必要ないならバルクの方が安価に組み込むことができます。更に静音性能を必要としないなら本来の性能を発揮するバルク品が最適です。

リテール品も付属するソフトウェア目的ならお得な面もありますが、本格的に使用するならフル機能が利用可能な市販ソフトウェアが不可欠です。光学ドライブを購入する際は付属ソフトウェアの必要性と故障時の交換費用をよく考えてから購入することをおすすめします。