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他社のウイルス対策ソフトウェアと共存できるFFRI yarai

ウイルス対策ソフトウェアといえば複数の製品を同時にインストールすると挙動が遅くなる等のトラブルがでることがよく知られていますが、中には他社製品と同時にインストールしても問題がないことを表明しているメーカーが存在します。

複数のウイルス対策ソフトウェアが問題なく動けばより安心してパソコンを使うことができ、もし片方のソフトが期限切れになったとしてもウイルスの心配が不要です。そこで今回は他社のウイルス対策ソフトウェアと共存できるFFRI yaraiについてご紹介します。

FFRIは数少ない国内セキュリティソフトウェアメーカー

日本企業と謳いながら実際には中国で開発していたトレンドマイクロと違い、FFRIは国内に研究開発拠点を持つ日本のセキュリティソフトウェア企業です。国内産業を守るという意味でも日本の製品を選ぶ意義は大きく、さらに高性能ならば安心安全のため導入する価値があると言えます。

FFRI yaraiは開発コンセプトの違いにより他社製品と共存可能

従来のウイルス対策ソフトウェアは新しいウイルスに対応した定義ファイルを配信します。定義ファイルが開発されるまでの間は無防備なのはもちろん、不適切な定義ファイルで誤検出といったトラブル事例も多々あります。

一方、FFRI yaraiはウイルス検出エンジンによるヒューリスティック検知という手法を採用したことで、従来の定義ファイルに頼った製品と差別化を図っています。さらにこの手法を使うことで他社製のウイルス対策ソフトウェアと競合を避けることが可能になりました。

FFRI yaraiと共存可能な製品は多数

FFRIが公式に共存可能な製品としている製品はWindows Defender・ウイルスバスター・ノートン・マカフィー・カスペルスキー・ESETなどメジャーなものばかりです。

これらの製品に共通しているのは定義ファイルによる防御を採用している点であり、定義ファイルとヒューリスティック検知を両方備えたG dataとFFRI yaraiは共存できません。

ヒューリスティック検知は未知のウイルスにも有効だが欠点もある

FFRI yaraiが採用しているヒューリスティック検知はプログラムの挙動からウイルスかどうか判断しています。そのためウイルス定義ファイルで特定されていない未知のウイルスにも対応可能であり、ウイルス定義ファイルによるトラブルやレスポンスの低下が起きません。

しかしヒューリスティック検知は常に100%の精度があるわけではなく、正しいファイルやプログラムをウイルスと誤って処理してしまう誤検出という問題があります。

ヒューリスティックエンジンの性能向上により誤検出の頻度は減ってきていますがそれでも完全に誤検出がなくなることはありません。

FFRI yaraiは高額なライセンスがネックだが今後の商品展開に期待

FFRI yaraiの一般消費者向けライセンスは1年間1台7,776円と他社製品よりも高額であり、5年間ライセンスは23,328円となっています。

他社製品を2つ購入できる価格に加え、体験版も未提供ということでなかなか手の出しにくい存在でしたが、2019年9月からはソースネクストから関連製品のリリースが発表されており、低価格で購入できる日がやってくるかもしれません。

まとめ

FFRI yaraiのヒューリスティック検知は優秀ですが誤検出という問題は避けられません。そのため他社製のウイルス対策ソフトウェアと組み合わせてより安心してパソコンを使えるようにすることがお勧めです。

製品価格の方もソースネクストから関連製品がリリースされるということである程度期待でき、今後のFFRI yaraiは要注目なウイルス対策ソフトウェアです。