Microsoft Fix itの公開終了とトラブルシューティングツールの実行

2019年からトラブル解決やOSの修復に広く使われてきたMicrosoft Fix it(Microsoft 簡易修正ツールソリューション)の公開が終了し、そのほとんどがダウンロードできなくなりました。

Windows10より古いOSの延長サポート終了が目前に迫り、多くのユーザーをWindows10へ誘導したいMicrosoftの思惑があるようですが、多くのバージョンが混在するWindows10ではFix itの提供を続けることが困難という見方もあります。

そこで今回はMicrosoft Fix itの公開終了とトラブルシューティングツールの実行についてご紹介します。

OS標準のトラブルシューティングウィザードよりも強力だったMicrosoft Fix it

エラーやトラブルが起きると半ば自動的に表示されるトラブルシューティングウィザードは解決方法を案内するだけでなく、通常はコマンドプロンプトで実行する内容をクリック一つで実行してくれる機能です。

しかし解決できずサポートへ連絡を促す表示で終了することも多く、長くパソコンに触れているユーザーほど嫌悪感を抱いている機能でもあります。そのような中でMicrosoft公式の修正ツールであるFix itは非常に強力なツールであり、症状一覧から正しいFix itを選びダウンロードすれば初心者でも簡単にあらゆるトラブルに対応できる頼もしい存在でした。

Microsoft Fix itは万能ツールではなく、使用することで状況が悪化するケースもあった

Fix itはトラブルシューティングウィザードよりも解決率が高かった一方で、解決するためにOSの一部や設定が初期状態に戻るケースや別な不具合を引き起こすケースが少なからずありました。

そのため、Microsoftのサイト上でも正攻法の解決手順を試しても改善しない場合にのみ使用するよう注意喚起されていました。

今後はOS標準のトラブルシューティングツールとコマンド入力が主な解決方法に

Fix itの更改終了に伴い、MicrosoftからはOS標準のトラブルシューティングツールの利用が推奨されるようになりました。Windows10なら「設定」アプリから「更新とセキュリティ」へ進むとトラブルシューティングが選択可能です。

トラブルの内容を選ぶことで解決ツールが起動していきますが、より深刻なトラブル対応には従来どおりコマンドプロンプトからの修復も欠かせません。

一部のMicrosoft Fix itは今後も利用できる見込み

多くが今やダウンロードできなくなったFix itですが、OfficeなどWindowsOS以外のソフトウェアに関するFix itは継続してダウンロード可能な物もあります。

特にOfficeスイート製品のトラブル解決で基本となっている完全アンインストール用のFix itは現在もダウンロード可能だけでなくバージョンごとにサイトが整理されています。他にもWindowsUpdateに関するFix itも継続してダウンロード可能であり、Windows7や8用のFix itも用意されています。

まとめ

とても便利だったFix itですが、今後はOS標準のトラブルシューティングツールに期待するしかありません。しかし延長サポート期間中のWindows7や8では大きな改良は見込めないため、今度トラブルが起きた際はOSの再インストールを検討しなければならなくなったことは事実です

。ほとんどのFix itが利用できなくなった現在、もしまだWindows10へ移行できていないならトラブルが起きる前にアップグレードの検討をおすすめします。