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ハイエンドグラフィックボードを支えてマザーボードを守る特殊パーツ

デスクトップゲーミングPCは内蔵グラフィック以上のスペックが求められるためグラフィックボードを搭載しています。中でも最近では4K対応や処理の重いゲームタイトルでも快適にプレイする為にハイエンドグラフィックボードが注目されており、全長が30cmを超える大型の製品が人気です。

冷却性能を追求した結果、大型化したグラフィックボードはその重量も1kgを超えることも珍しくなくBTOパソコンでは輸送用の緩衝材を使うケースもあるほど気を遣う必要があります。そこで今回はハイエンドグラフィックボードを支えてマザーボードを守る特殊パーツについてご紹介します。

1kg超えが続出のハイエンドグラフィックボードはスロット破壊や接触不良のリスクあり

3スロット占有やトリプル冷却ファンが当たり前のハイエンドグラフィックボードは1.5kgという過去にない重量をほこる製品もあります。これだけ重さがあるとPCI-Expressスロットとブラケット固定用のネジだけではグラフィックボード全体が傾いてしまいます。

それだけなら大丈夫と思いがちですが、グラフィックボードの加重はプラスチック製のPCI-Expressスロットに多くかかっており移動や衝撃でスロットそのものを破壊しかねません。

仮にスロットを破壊するまでいかなくともスロットとの接続がゆがむことで接触不良やショートが起きやすくなることは明白です。ハイエンドグラフィックボードは消費電力も群を抜いており、その大電力がショートすることを考えると恐ろしい事態と言えます。

サプライメーカーやグラフィックボードメーカーから突っ張り棒がリリース

これらの解決策としてパソコンケース内にグラフィックボードを支える突っ張り棒を導入するケースが増え、様々なメーカーが製品をリリースしています。グラフィックボードで有名なMSIもGraphics Card Bolsterという名称で突っ張り棒を販売しています。

MSI製の突っ張り棒はガススプリング式を採用しており微調整しやすく、長期間使用してもへたりにくくお勧めです。サプライメーカーも様々なパソコンケースで使用可能な突っ張り棒をリリースしており簡単に増設できる製品も多くあります。

この突っ張り棒があれば、突っ張り棒とブラケットでグラフィックボードの両端をしっかり支えることでPCI-Expressスロットへの負担を減らし、ゆがみや接触不良を防いでくれます。

まとめ

突っ張り棒は見た目に単純なパーツですがこれ一本でマザーボードのゆがみ・PCI-Expressスロットの保護・グラフィックボードの接触不良やショートといったハイエンドグラフィックボード特有のリスクを全て解決できてしまいます。

しかも一度固定すればクリーニングや模様替えの時に気兼ねなくデスクトップゲーミングPCを移動でき、移動後のパーツチェックも不要になります。

もし自分のパソコンのサイドパネルを開けたときにグラフィックボードが水平に固定されていない場合は突っ張り棒で改善し安全な環境を作ることお勧めします。