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パソコンパーツの購入トラブルが続出しているネットショップ利用時の注意点

あらゆる商品が自宅にいながら購入できるネットショッピングはとても便利ですがパソコンパーツや周辺機器を中心に購入トラブルの報告が相次いでいます。

特に日本よりも安くパソコンパーツを購入できる海外Amazonからの事例が多く、ただ安いからと安易に購入すると後々になってトラブル対応に多くの時間を割かれることもありえます。そこで今回はパソコンパーツ等をネットショップで購入する際の注意点をご紹介します。

グラフィックボードを開封すると空箱だった・全く違う商品が入っていた事例が増加中

ネットショップで購入したグラフィックボードを開封すると中身が入っていなかった・中身が別な物に入れ替えられているという事例が数年前から増えています。他にも購入ページには新品と記載されていても実際には開封品や中古品が届くケースもあり、商品到着後はすぐにコンディションのチェックが欠かせなくなってきました。

Amazonのマーケットプレイスは評価が95%未満は危険

海外Amazonからの個人輸入は簡単で日本よりも格安で購入できる商品も多く、販売代理店の利益が上乗せされることを嫌って常用するユーザーが増えつつあります。

日本へ輸出可能かどうかは販売する業者次第であり、Amazonの直接販売からは輸出できなくても他の販売業者が商品を提供するマーケットプレイスなら輸出できる商品も多々あります。

マーケットプレイスには購入者の評価が付くため、ちゃんとした販売業者ならある程度安心して購入できます。しかし、評価はステルスマーケティングの対象であり全ての評価が本物とは限らない点には注意です。

海外のマーケットプレイス業者は良い評価が95%未満は危険と言われており、高額商品やトラブル事例の最も多いグラフィックボードを購入する際は避けた方が無難です。

Amazon直接販売でも商品トラブルは起きている

従来はマーケットプレイスをさけていれば安全と言われいましたが、最近ではAmazonの直接販売する商品でも中身が入ってないケースや全く違う商品が入っていたというケースが報告されています。

輸送途中の荷物検査で中身を盗難されるリスクは昔からありましたが、商品を購入した後に中身を抜いた状態で返品するという悪質な手口も広まりつつあります。

Amazonをはじめとするネットショップの検品は緩いことが多く、封印シールを巧妙に再現するなどして悪意のある返品をされた商品が別の購入者の手元に届くという地獄のような構図ができあがっています。

シュリンプの有無は新品未開封の判断材料にならない

パソコンパーツの箱は剥がすとラベルが残る封印シールやビニールで梱包するシュリンプが多用されています。封印シールは一度剥がされても再び綺麗に貼ることで見た目をごまかすことができ、シュリンプも専用の機械が安価に入手できることから商品の外見だけで新品と思い込むことは非常に危険です。もし商品が届いて箱に梱包の痕跡がなかったとしても開封するまでは安心せず入念に商品をチェックしましょう。

重量を別な商品でごまかす手口やバッテリーを混入させる悪質な手口も登場

商品の中身を取り出し、型箱を届ける手法は重量の確認で防ぐことが可能なことからAmazonをはじめとするネットショップでは梱包重量を記載する取り組みを行っています。

海外向けの輸送料は重量で決まるため、出荷時や中継地で重量を計測した記録が残りどの地点で中身を盗難されたか・もともと新品と偽って返品された時点で空箱だったかが分かります。

しかし、この対策をくぐり抜けるために商品と同じ重量になるように別な商品と入れ替える手口やリチウムイオンバッテリーを混入させる手口が増えてきました。バッテリーは海外へ発送するための条件が非常に厳しく、Amazonなどの販売業者へ返品する際に発送できないという事態を招きます。

もし購入した商品の中身がバッテリーに入れ替えられていたらすぐにネットショップと連絡を取り対応を協議する必要があります。

録画しながら開封して記録を残すことが重要

個人としての対策が難しい購入トラブルですが、自衛手段として動画撮影しながら開梱する方法があります。特に重量を偽装されているケースやシュリンプし直されているケースでは客観的な証拠が乏しくなるため、自信の正当性を証明するものとして映像記録はとても重要です。海外からの個人輸入であれば正確な重量計測記録も残っているため、開封前の軽量も行うとより確実です。

まとめ

ネットショップでの購入トラブルは高額なグラフィックボードで報告が多く、EVGAなど個人輸入の定番となっている大手メーカー製品を狙い撃ちにした手口が横行しています。国内よりも安く購入できる個人輸入ですが到着商品のチェックはこれらの事情を踏まえて慎重に行い、違和感を覚えた際はすぐ購入元へ連絡して記録を残しておきましょう。