パソコンパーツの保証内容の違いとRMAについて

パソコン一台の中には多くのパーツが搭載されており、そのメーカーも様々です。各パーツメーカーによって特色や性能・デザインが異なるためパソコンを組み立てる前のパーツ選びが最も楽しいとも言われます。

もちろんメーカーが異なれば製品保証に対する考え方も異なり、商品パッケージに印刷された保証がどんな保証でどういう時に行使できるのか事前に知ることはとても重要です。そこで今回はパソコンパーツの保証内容の違いとRMAについてご紹介します。

「交換保証」と「修理保証」の違いは大きい

パソコンパーツの多くは1年保証が一般的ですが、その保証内容が交換か修理かどうかは見落としがちです。保証には故障品をメーカーが修理してから返送する「修理保証」と新品の交換品をメーカーがすぐに発送してくれる「交換保証」のふたつがあります。

修理保証は日数がかかる上に修理箇所以外の部品は古いまま使い続けることになり、製品の信頼性は期待できません。一方、交換保証なら早く交換品を受け取ることができる上に新品なので故障の心配は少なくなります。

エクスプレス交換サービスを提供するメーカーなら早く新品を受け取れる

交換保証なら修理保証よりも早く正常な製品を受け取ることができますが、基本的にはユーザーが故障品を送りメーカーが確認した後に発送されます。年末年始など輸送事情で輸送に時間がかかる際は通常よりも日数が必要になりユーザーにはどうすることもできませんが、最近ではエクスプレス交換サービスを提供するメーカーも出てきています。

例えば簡易水冷や電源ユニットで有名なCorsairは保証の手続きをする中で一時的にクレジットカード決済すれば故障品を発送する前に交換品を受け取ることができます。

クレジットカード決済はもしユーザーが故障品を発送しなかった際の保険代わりのため、ちゃんと故障品を発送すれば請求が来ることはありません。AppleのiPhoneでも同様のサービスがあり、ユーザーに配慮した交換保証体型と言えます。

交換保証の内容が「新品」かどうか保証規約をチェック

交換保証でユーザーの手元に届く製品が新品かどうかはメーカーの保証規約次第です。中には「整備済み製品と交換する」と指定しているメーカーもあるため製品保証を確認してから購入しましょう。

整備済み製品とは、他のユーザーがメーカーへ送った製品を修理した製品のことでメーカーが保証コストを削減する意図があります。しかし、ユーザーから見れば中古品を押しつけられたことに変わりがなく、何のメリットもありません。

パソコンパーツが故障したらRMA申請

RMAは故障した製品の修理や交換をメーカー保証で行う制度のことです。日本ではあまりメジャーではありませんが、世界中に製品を出荷しているパソコンパーツメーカーの多くが採用しています。

ユーザーがメーカーのRMA申請サイトで登録と申請を済ませてから故障品を発送することでスムーズに処理が進みます。日本語でRMA申請できるメーカーは少なく、英語でのやりとりが基本ですが翻訳サイトを活用すれば誰でも申請可能です。

保証の手厚さが製品価格に反映されている

ユーザーとしては修理保証よりも交換保証のほうが好都合ですが、保証を提供するメーカーは交換品をストックする維持費がかかるため、そのコストは製品価格に反映されています。

保証の厚い高価な製品を長く使い続けるか、安価な製品を壊れる度に買い換えるかはユーザー次第ですがパソコンパーツの世代交代は早いため壊れたパーツだけを買い換えられる保証はありません。

製品保証とは別に修理対応期間を明確にしている良心的なメーカーもある

パソコンパーツは生産時に修理用の保守部品も一緒に製造することが一般的です。初期不良品や故障品をメーカーが修理する際は保守部品を使いますが、いつまでも保守部品を保管することはなく一定期間経過すると保守部品を廃棄して修理対応しなくなります。

修理対応が終わるとユーザーは買い換えるしか選択肢がなくなり、マザーボードなど古い世代の入手性が悪い製品では致命的と言えます。そこで製品保証とは別に修理対応期間を定めてメーカー都合で修理対応を終了しないことを保証しているASUSのようなメーカーの存在はとても重要です。

まとめ

製品価格と保証内容のバランスは判断が難しいところですが、性能だけでなく保証のコストパフォーマンスも重視してパーツを選ぶことでいざという時のリスクコントロールをできる点も自作パソコンの醍醐味と言えます。

またパーツメーカーを統一すればRMA申請も楽になるため、一番製品保証が長いメーカーに偏ったパーツ構成にする方法も有効です。そして購入前にはメーカーサイトや代理店サイトの保証規約は熟読してから購入しましょう。

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