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パソコンパーツのRMA申請時に気をつけたいこと

パソコンパーツの保証を使う際はユーザーからメーカーへRMA申請が基本ですが、日本にはあまり根付いていない文化のため注意しなければ点がいくつかあります。そこで今回はパソコンパーツのRMA申請時に気をつけたいことについてご紹介します。

RMA申請は英語が基本

日本語でやりとりできるメーカーもありますがまだまだ英語でのやりとりが主流です。ネットの翻訳サービスを活用してRMA申請を頑張りましょう。また故障した製品を発送する住所も書き方が日本と逆になっているため気をつけましょう。

日本では郵便番号の後に市町村名・番地・建物名の純に記載しますが、海外では建物名・番地・市町村名・郵便番号と書き方が逆になっています。

メールのやりとりは文字化けに注意

海外とのメールによるやり取りでは文字化けが起こりやすい傾向にあります。これはメールの文字コードと呼ばれる言語の取り扱いに関するデータを適切に処理できない場合に発生します。

メールの文字化けはWEBメールでは対処が難しく、Outlookなどの文字コードを手動で変更可能なメールクライアントを使ってメールのやり取りをする方が無難です。

発送前に重量と発送料をチェック

RMA申請で保証を使う際は、故障した製品をRMA拠点へ送りますが国内にRMA拠点があるのはWesternDigitalなど一部のメーカーのみです。基本的にはアジア圏のRMA拠点へ日本郵政が取り扱っている国際郵便で発送することになり、荷物の重量が送料に直結します。

送料はユーザー負担が基本ですので必要非常に大きすぎる箱や新聞紙を緩衝材に使用することは避けましょう。もしRMA拠点をユーザーが指定できる場合は一番送料が安いRMA拠点を選ぶためにも申請前に梱包して重量を量り送料が安い国がどこか調べておきましょう。

パーツは帯電防止袋に入れる

パソコンパーツは静電気に弱いため製品購入時は帯電防止袋に入れて出荷されています。商品パッケージは捨てても製品が入っていた袋だけは保証書と一緒に保管しておきましょう。

もし帯電防止袋を捨ててしまった場合はネットショップで購入でき、帯電性のエアパッキンも一緒に購入するとベストです。一般に流通しているエアパッキンや緩衝材は静電気を帯びやすく、梱包に使った素材の静電気で製品が故障したとメーカーが判断すると保証を受けることができないため製品を直接包む素材は慎重に選びましょう。

海外発送は厳重な梱包と緩衝材をたっぷり使う

海外のRMA拠点へ製品を送るには厚めの段ボール箱と十分な緩衝材を使います。海外の輸送業者は荷物の扱いが荒く、日本国内では十分だった梱包でも海外では不十分なことがあります。日本郵政が取り扱う国際郵便は輸送中の事故を補償してくれますが、梱包に問題がある場合は保証外となるため厳重に梱包しましょう。

エクスプレス交換サービスを使った際の空箱や袋を再利用すると確実

一部のメーカーが提供しているエクスプレス交換サービスは、ユーザーが故障品を発送する前に交換品を届けてくれるサービスです。ユーザーは交換品を受け取った後に故障した製品を送り返しますが、交換品が入っていた箱や緩衝材・帯電防止袋を再利用すれば簡単にメーカー基準の梱包ができます。

これなら輸送トラブルが起きても梱包に問題がないことを証明できる上に梱包材を購入する必要もありません。

まとめ

店頭で店員が修理を受け付けて処理する内容を全てユーザー自身が行うRMA申請ですが、自分のペースで手続き出来るメリットと発送の手間というデメリットがあります。

さらに複雑な症状や特定条件でしか不具合が発生しないなど込み入った内容になると言葉の壁にぶつかることもあり、日本語でRMA申請ができるかどうかは重要な要素です。もし製品を選ぶ際は保証期間だけでなく、保証を受ける際のRMA申請手順も確認しトラブル時にスムーズに処理してもらえるかどうかで判断することも大切です。