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約40年ぶりにバージョンアップを迎えるMIDI2.0とは

MIDIは楽器の音ではなく演奏データを通信するための規格で電子楽器やパソコン上で楽曲を作るDTMの分野で広く普及しています。かつてはゲームのBGMとしてもMIDIフォーマットは多く採用され、光回線による高速なネット環境が普及するまでは様々な楽曲をMIDI化してWEB上で頻繁に公開されていました。

しかしJASRACの介入や高音質な音声フォーマットの登場により一般ユーザーとは縁がない存在になりつつあります。そんなMIDI規格が更新され、より表現の幅が広がることがわかり改めて注目されつつあります。そこで今回は約40年ぶりにバージョンアップを迎えるMIDI2.0についてご紹介します。

MIDI2.0は下位互換性があり豊富な製品群をそのまま利用可能

MIDI2.0は従来のMIDI1.0機器と完全な下位互換性があり、豊富な電子楽器や通信手段を流用可能です。MIDI1.0が登場した当時はシリアルケーブルが一般的でしたが現在はUSBやBluetoothが主な接続方式に変わっており、MIDI1.0世代のこれらの接続手段も引き続き使用できるように策定されています。

但しMIDI1.0規格の製品が混在している環境では全体の通信がMIDI1.0で行われてMIDI2.0のメリットがない場合がある点には注意が必要です。

MIDI2.0は演奏の再現性が大幅に向上

MIDI1.0の策定は1980年代であり、当時の半導体性能に合わせた仕様になっています。中でも音の強弱を指定するベロシティが128段階しかなく、演奏の再現性や音楽表現の幅を狭める要因になっていました。

MIDI2.0ではベロシティが65,536段階に強化されており、他のパロメーターもより細かく指定可能になります。さらに追加のパロメーターもあり、MIDI1.0を遙かに凌駕する演奏表現がMIDI2.0で実現します。

MIDI2.0環境が出揃うのは数年後か

MIDI2.0の策定には楽器メーカーやGoogleが参加しており、規格としては完成しましたが各メーカーからMIDI2.0対応製品がリリースされるのはまだまだ先です。

全てのMIDI1.0製品を2.0に置き換えることができるまでに数年かかる見込みですが、MIDI1.0のように策定から10年後に対応製品が発売されるほど遅くはならないでしょう。

まとめ

策定から40年近く経過してなお現役の規格として残るMIDIは特異な存在ですが2.0で現代に合わせたデジタル規格として再出発します。

汎用性だけではなく、よりリアルな演奏表現が可能になったことで改めてあらゆる分野で普及する可能性を秘めており今後の対応製品のリリースは要注目です。