ゲーミングPCなら止めておきたい不要なWindowsサービス

Windowsには様々な機能があり、個々の機能を有効にする為に「サービス」という単位でソフトウェアの起動タイミングが管理されています。便利な仕組みではありますが、ゲーミングPCには不要な機能も標準状態で数多く有効になっており、中にはゲームプレイ中に動作しプレイの妨げになるケースもあります。そこで今回はゲーミングPCには不要なサービスとサービスと止めるメリットについてご紹介します。

不要なサービスは止めることでレスポンスが向上する

Windowsサービスの中にはパソコンの性能を削ってデータを収集するものやメインメモリを大量に消費するものがあります。一般的な性能のパソコンなら高速化に貢献するサービスも多くありますが、高性能なゲーミングPCではかえってレスポンス低下を招く場合が圧倒的に多いです。

従って不要なサービスは積極的に停止してCPU・ストレージ・メインメモリの使用率をさげてよりオンラインゲームに特化したパソコンにすることがゲーミングPCでは重要です。サービス一覧の確認や停止は「コンピュータの管理」から可能です。個々のサービスを停止し、自動起動の項目も無効にすることで次回パソコン起動時からサービスが起動されなくなります。

不用意に停止すると危険なサービスが存在する

サービスは周辺機器の使用や普段使いに必要な機能も含んでおり、すべてのサービスを停止することは現実的ではありません。またパソコンメーカーによってはメーカー独自のソフトウェアを動作させるためのサービスを設定している製品もあり、パソコンごとに有効になっているサービスは異なるためひとつひとつのサービスが必要かどうかはしっかり調べる必要があります。

基本的に停止しても大丈夫なサービス

SuperFetch	メインメモリが少ないパソコン向けにパフォーマンス向上を目指す
Windows Search	パソコン内のファイルをデータベース化しファイル検索を高速化
Windows Error Reporting Service	各種エラー情報をオンラインで送信する

多くのユーザーで停止しても大丈夫なサービス

Geolocation Service	マップサービスなどで位置情報を有効にするためのサービス
Application Management	業務利用で一斉にソフトウェア導入するためのサービス
Certificate Propagation	業務利用でスマートカードを使用するためのサービス
Connected User Experiences and Telemetry	Microsoftへパソコンの情報を送るサービス
Distributed Link Tracking Client	共有フォルダのショートカットを維持するサービス
Distributed Transaction Coordinator	業務利用で様々なデータを扱うためのサービス
Remote Registry	ネットワーク上の別のパソコンから設定変更をするためのサービス
WinHTTP Web Proxy Auto-Discovery Service	自動プロキシを使うためのサービス

パソコンの使用方法によっては停止できるサービス

Windows Media Player Network Sharing Service	パソコンからDLNAで音楽配信するサービス
Xbox Accessory Management Service／Xbox Game Monitoring／Xbox Live Auth Manager ／Xbox Live セーブデータ／Xbox Live ネットワーキングサービス	Xboxと連携するためのサービス
Print Spooler	プリンターで印刷するためのサービス
支払いおよび NFC/SE マネージャー	NFC対応スマホと通信するためのサービス
Windows Image Acquisition (WIA)	スキャナーを使用するためのサービス
Windows モバイルホットスポットサービス	データ通信端末を他のパソコンと共有するためのサービス
WLAN AutoConfig／Wired AutoConfig	WIFIを使用するためのサービス
データ使用状況（DusmSvc）	パソコンにデータ通信端末をつなぎパケット計算をするサービス