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中古パソコン市場に流れる要注意な商品

年度末や年度初めは仕事やプライベートでもパソコンの買い換え需要があり、新古品や中古品扱いの商品であっても予算の都合上仕方なく購入することもあるのではないでしょうか。

中古といっても程度や品質は様々であり、中には新品とほとんど差がないような商品がある一方でゴミ同然の商品も多く流通しています。そこで今回は中古パソコン市場に流れる要注意な商品についてご紹介します。

リファービッシュ品はメーカーが修理・点検して再出荷した製品

新品や新古品として販売されている商品の中にはリファービッシュ品と記載されているものがります。あまり日本では聞き慣れない言葉ですが、海外ではユーザーから返品された商品を再梱包して再出荷することが一般的に行われています。

製品保証やサポートは通常の商品と同じですが、一度ユーザーが使用している場合は細かな傷や汚れが含まれることもあります。他にも初期不良品や故障した製品を修理し、整備済み新品として販売されている商品も存在します。

見た目や細かい使用感に抵抗がなければ新品よりも安く購入するチャンスですがプレゼントなどには不向きなため注意しましょう。

個人輸入品や日本の正規代理店の証明書がない商品は法的に問題がないかチェック

最近では手軽に個人輸入できるようになりネットショップや実店舗にも輸入品のパソコンが並ぶことが珍しくありません。もちろんグローバル対応しており電波法に準拠した商品が多いものの一部の商品は日本での使用がNGなものが存在します。

英字キーボード搭載品や安価なWindowsタブレットではその傾向が高く、購入前に技適マークの有無をチェックしましょう。

ES品やCS品は製品出荷前の評価用として流通していた製品

新品や中古品で安価に販売されている商品の中にはES品やCS品という表記があるものがあります。これは製品の量産前や一般流通前に関係者や関連企業へ試験評価用して渡った商品です。

基本的には一般に流通している量産品と同等の性能を持っていますが、量産化する際に修正された不具合を抱えているケースがあります。一般ユーザーが製品として使用することは想定していないため、いかなるメーカーのサポートも受けることはできません。購入する際はこのようなリスクを承知した上で購入する必要があります。

管理ナンバーや部署名が残っているパソコン本体は基本的にリースアップ品

法人用途ではパソコンを購入せずリースにすることで税金対策や定期的な入れ替えを図ることが多く、中古市場にはリース契約を終えた製品が大量に流通します。

管理ラベルなどが付いたまま流通することが多く、法人向けモデルが大量に並ぶため一見するだけでリース契約を終えたリースアップ品だと分かります。法人用途では24時間稼働などハードな使用環境であることが多く、3年から5年使われたリースアップ品の故障率は高くなっています。

法人向け製品は廃棄する際に費用がかかることも

法人向けモデルのパソコンは安価な傾向が高く、中古パソコンで探そうとすると真っ先に目に付きます。しかし法人向けモデルのパソコンはリサイクルマークがないことが一般的であり個人ユーザーが購入すると廃棄する際にリサイクル料の負担が必要になります。

一般消費者向けのモデルはリサイクル料金をメーカーが負担した証としてリサイクルマークの印字がありますが、法人用途では処分料を別途支払うためこのマークはありません。自治体によってパソコンの廃棄ルールが異なるため、リサイクルマークのないパソコンの処分ができるか確認してから購入しましょう。

まとめ

パソコンや周辺機器の中古市場は大きく、中古品をメインで取り扱う企業も珍しくありません。中には良心的な販売店もありますが、無知なユーザーを狙った商品展開を続けるショップも後を絶たないため商品の表記で分からないことがあれば販売店に聞くよりもユーザー自身で調べることをおすすめします。

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