※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

中古ゲーミングPCや中古パーツ選びの注意点

パソコンショップだけでなくネットオークションでも新品より安い中古パソコンや中古パーツを購入できますが、購入後の動作含め不安材料もあります。今回は中古で購入する際の注意点と購入後の故障対応についてご紹介します。

中古品とジャンク品は別物

中古品はある程度動作チェックされていますが、ジャンク品は動作未チェックや正常動作が確認できなかった製品です。ジャンク品は安い分保証もなく、ユーザーが修理する前提で販売されているため安易に手を出すことは危険です。特殊なネジや部品など特定部分のみ欲しい場合は有効ですが、パーツそのものは使えないと思って購入しましょう。

通電時間と基板の状態をチェック

パソコンやパソコンパーツは通電時間が長いほど故障率が高いため、購入時はHDDやSSDのS.M.A.R.T.を元に通電時間を知ることが重要です。BTOパソコンならシリアルナンバーで出荷時期がわかるため、通電時間を元に使用頻度まで推測可能です。一日あたりの使用時間が長いほど要注意です。

自作パソコンの場合はパーツの販売時期から推測します。もしオークションやネット販売で通電時間を掲載していない場合は、「掲載すると価値が下がる」ほど長時間使われている可能性が高く、購入後の保証がない際は購入を控えた方が無難です。特にパソコン本体はリースや業務利用でとことん使い潰されたものを安価に仕入れて販売しているケースが多く、すべての商品に通電時間の掲載がないショップは非常に危険です。

また基板の表面もチェックポイントです。十分な冷却がされず高温下で連続使用されると基盤表面の製品ラベルの焦げや剥がれ・変色だけでなく、基板表面にテカリが生じるなど見た目に変化が生じます。このような基板がある場合は製品寿命も短い可能性が高く避けるべきです。

グラフィックボードの中古は危険

グラフィックボードはゲームだけでなく仮想通貨のマイニングに使用されていた可能性があり、ゲーム以上に激しく消耗している中古品も流通しています。マイニングは通常24時間連続運用が基本のため、状態が良い新古品に見えても油断できません。

ストレージ製品はS.M.A.R.T.をチェック

SSDは衝撃に強く、総書き込み量が少なければ中古でもある程度使用可能です。購入時にはS.M.A.R.T.情報で製品寿命をチェックできれば安心して購入できます。HDDはS.M.A.R.T.でチェックする項目が多いものの、SSD同様ステータスに問題がなければある程度信頼して購入できます。

さらにHDDメーカー次第ではRMA保証が使える場合もあり、シリアル番号からサポート期限の残り日数を調べられます。RMA保証は製造メーカーのサイトで型番と製造番号など製品ラベルの情報を入力することで誰でも調べることが可能です。

中古品は購入後の保証を第一に

新品よりも安い分、故障リスクが高く購入してすぐに故障ということもありえます。そのためには購入後の保証を確保しなければなりません。ショップであれば延長保証をつける・ヤフオクであればプレミアム会員になることで購入後の故障に備えることができます。

もし保証を付けることで新品価格と差がなくなる場合は購入を諦め、新品を選んで長く使った方がお得です。中古品の保証がある場合でもパソコンやパソコンパーツは通常修理可能な期間が定めされているため、必ず修理できるとは限りません。せっかく保証を付けるならメーカー修理可能な期間が残っている製品を選びたいところです。

まとめ

中古品は一長一短ありますが、パソコンの構成パーツには中古でもある程度使用可能な物も多くあります。パソコン故障時の検証用パーツとしてや予備のパソコンとして中古パーツを活用できればコストを抑えることができます。