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グラフィックボードを交換するときの注意点

オンラインゲームを楽しむ上でグラフィックボードは基本中の基本ですが、ほぼ2年おきに世代が変わり性能・消費電力量共に大きく向上し続けています。交換需要としてはCPUよりもグラフィックボードのほうがあり、十分に下調べしていれば取り付けも簡単です。今回は下調べが重要なグラフィックボードの交換時の注意点をご紹介します。

消費電力とサイズを確認すればOK

グラフィックボードを交換する際はまず搭載しているグラフィックボードのサイズを測ります。交換するグラフィックボードの方が小さければそのまま搭載できますが、大きくなる際はケース内のサイズを計測します。あまりにギリギリだとケーブルの取り回しや交換作業時に他のパーツと干渉することがあるため、念のため同じ大きさの箱などを作りパソコンケースに入れてみるのも良いでしょう。

消費電力はハイエンド製品ほど大きくなるためメーカーサイトからスペックを確認し、今のグラフィックボードとの差を電源ユニットが耐えられるか計算します。大幅に性能アップさせたい場合は電源ユニットも積極的に交換しましょう。

リファレンスモデルとオリジナルモデル

グラフィックボードにはリファレンスモデルとオリジナルモデルがあり、前者はGPUメーカー純正の安定性重視、後者はパーツメーカー独自のカスタマイズ重視の製品です。新しいGPUが発売された直後はどこのパーツメーカーもリファレンスモデルしか販売していないのはGPUメーカーから仕入れたリファレンスモデルをそのまま販売しているためです。

一方、オリジナルモデルは開発と生産に時間を要するためリファレンスモデルが発売された後に市場に流通し始めることが一般的です。リファレンスモデルは定格でどんな環境でも安定して動作する設計になっており、サイズが大きい割に標準的な性能にとどまっています。

オリジナルは各パーツメーカーがオーバークロックや冷却性能の引き上げを行った分、リファレンスモデルよりも高性能です。同じGPUを搭載していても各パーツメーカーで個性が生まれるため、せっかく選ぶなら自分のパソコンにあったオリジナルモデルを選びたいですね。

水冷モデルと空冷モデル

最近のグラフィックボードには水冷クーラー搭載済みのグラフィックボードもあり、静音化や高い冷却性能を必要とするゲーミングPCにお勧めです。水冷モデルは上位機種に限定されていることが多く、10万超えも珍しくありません。

もし水冷で安価に導入するにはリファレンスモデルを購入して水冷化キットを取り付ける方法があります。性能では一歩及ばないリファレンスモデルですが、汎用性が高く様々な改造キットが多く対応しているためオリジナルモデルにはない利点があります。

グラフィックボードの補助電源コネクタはモデルごとに数が変わる

グラフィックボードの補助電源コネクタは6ピン・8ピンを一つまたは二つ使用します。電源ユニット側から出ている補助電源コネクタの数が足りない際は他の電源ユニットを変換して使用します。

グラフィックボードには製品パッケージに変換コネクタが付属している場合がありますが、念のため購入前に電源ケーブルの本数を数えておきましょう。

グラフィックボードの上下は空間を残す

特にグラフィックボードのすぐ下の拡張スロットに他の基板を増設すると吸気が妨げられるためお勧めできません。最低でもスロット一つ分空けて拡張スロットを使いましょう。またグラフィックボードのすぐ上も熱がこもりやすいため可能な限り塞がないようにすると放熱しやすくなります。

まとめ

グラフィックボードは快適なゲームプレイの要であり、パソコンパーツの中でも一番高価格な部類に入ります。もし下調べなしで購入して取り付けられないとなるとパソコンケースの交換という大仕事にもなりかねません。高価な製品だからこそしっかり調べてから購入して快適なゲームプレイを楽しみましょう。