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ゲーミングPCでPS4のプレイ動画をアップするために必要な機材と方法

ゲーミングPS4はそのスペックを活かしてゲームハードでプレイしたゲーム映像の取り込みや動画編集も快適に処理できます。パソコン用ゲームよりはネットへアップする敷居は高いですが、一度環境を整えるとゲーミングPS4のモニターでゲームプレイしながら録画とナレーションを同時に出来るようになります。そこで今回はゲーミングPS4でPS4ゲームのプレイ動画を取り込み・編集に必要な機材と方法をご紹介します。

PS4のシェア機能とパソコン編集との違い

PS4にもゲームプレイ動画をアップするシェア機能がありますが一部制限があります。録画時間は1時間が上限で解像度はPS4は740p・PS4Proは1080pでフレームレートは録画時30fps・ライブ配信時60fpsと厳しく制限されています。

格ゲーや動きの速いゲームタイトルを高画質で配信するにはシェア機能は画質不足と言わざるを得ません。ゲーミングPS4なら1080p/60fps・4k/60fpsで録画が可能です。またシェア機能はゲームメーカーが設定した場面では録画もライブ配信もできずゲームタイトルによってはほとんどシェア機能が使用出来ない場合もあります。

ゲーミングPS4ではゲームメーカーが設定した録画禁止されているシーンも全て録画可能です。このような背景からゲームのシナリオを全てカバーする録画やネット配信をしたい場合はゲーミングPS4による録画が必須です。

必要な物はキャプチャーボードと動画編集/配信ソフト

キャプチャーボードメーカーはAVerMediaが有名どころです。キャプチャーボードを選ぶ際は対応解像度とインターフェイスはもちろん、映像を変換処理するエンコードの方式で比較します。

エンコード方式はエンコードをキャプチャーボードが行う高価なハードウェアエンコードとCPUが行う安価なソフトウェアエンコードの製品があります。ハードウェアエンコードのほうがパソコンの負荷が低くなりますがゲーミングPS4ならフルHDまではソフトウェアエンコードでもほとんど問題になりません。

フルHDの4倍のデータ量がある4Kで取り込む時だけはハードウェアエンコードが必須です。そして録画後に編集する際は別途動画編集ソフトと必要に応じてエフェクトや素材集も購入しましょう。フリーソフトでも代用できますが操作方法の習得にかかる時間や動画の管理は市販ソフトが大きく勝ります。

AVerMedia製のキャプチャーボードにはCyberLink PowerDirectorが付属する製品もあり動画編集ソフトの購入コストを抑えることが出来ます。録画せずにリアルタイムで配信する際はオープンソースで無償利用可能なOBS Studioが一般的です。ユーザーの実況音声も同時配信する際はマイクやヘッドセットも忘れず用意しましょう。

録画前にPS4のHDCPを無効に設定する

キャプチャーボードでPS4のプレイ動画を取り込む前にPS4の設定メニューからHDCPを無効にします。HDCPはコピーガードの一種で有効のままではキャプチャーボードで取り込むことが出来ません。

設定が済んだ後はHDMIケーブルでキャプチャーボードと接続して録画ソフトで録画ないしOBS Studioでライブ配信を始めます。録画する際は大容量のSDDを搭載したゲーミングPS4なら編集時間が短縮できます。

仮にHDDへ4K録画した場合は動画編集中のプレビュー表示だけでも長い待ち時間が発生するほどストレージ性能が動画編集時間に影響するためSSD未搭載の場合はSSD増設を検討しましょう。ライブ配信時にプレイ映像の延伸が気になったらPS4からのHDMIケーブルをHDMI分配器で2本へ増やして片方をキャプチャーボード、もう片方をモニターへ接続することで延伸なくプレイ実況可能です。

まとめ

PS4のプレイ動画をゲーミングPS4でアップするためにはキャプチャーボードや動画編集ソフトで3~4万円ほど導入コストがかかりますがシェア機能と違いユーザーが自由に録画できます。長時間プレイし続けて後から一気に編集するという方法もシェア機能ではできず、ゲームに集中して収録したいならキャプチャーボードを使いゲーミングPS4への録画が一番の理想型です。