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無停電電源装置で停電や電源トラブルからゲーミングPCを守る方法

予期しない停電・近くに落雷が落ちて瞬間的な停電・家電を使いすぎてブレーカーが落ちるなどゲームプレイ中にあってはならない電源トラブルはパソコンにダメージを与え非常に危険です。今回はそんな電源トラブルからゲーミングPCを守る無停電電源装置をご紹介します。

瞬断・瞬停はパソコンに大ダメージ

雷の音がしたときに室内照明が一瞬消えてすぐに点灯した経験をしたことがあると思います。住まいに雷が直撃しなくてもその付近で落雷があると瞬間的に停電や電圧の低下等が発生し、瞬断・瞬停と呼びます。電球など単純な作りの家電製品は動作に影響がありませんがゲームプレイ中のパソコンには大敵となります。

瞬断・瞬停はメインメモリに記憶されたデータが消えたりグラフィックボードなど大電力を必要とするパーツへの電源供給不足になったりすることでフリーズやエラーを誘発しやすく、酷い場合は電源が落ちることもあります。

ゲームプレイ中の停電はさらに致命的

ゲームプレイ中のパソコン内は全力で冷却を行っており、突然停電になると当然冷却はとまり熱が排出されずパソコンパーツは高熱にさらされます。蒸し焼き状態は製品寿命に影響しするため、早急に電源を回復して冷却しなければなりません。

さらにSSDやHDDなどストレージの読み書き中ならデータの消失やOSの破損にもつながります。さらにオンラインゲームはプレイ中の回線切断に対しペナルティーを課すケースがあり、一日中に何回も切断するとアカウント停止処置を取られます。

電源トラブルは無停電電源装置(UPS)で解決

無停電電源装置(UPS)はバッテリーを搭載しており非常時はバッテリーから電源供給することで安定してパソコンやネットワーク機器を動作させる周辺機器です。法人用途やサーバーへ導入されることが多いですが、個人ユーザーでも電源が落ちるとデータ消失を起こしやすいNASのために使用されています。海外メーカーではAPC、国内メーカーではオムロンが有名どころです。

無停電電源装置(UPS)は正弦波タイプを選ぶ

UPSは様々なタイプがあり、価格も大きく差がありますがゲーミングPCにはトラブルが起きにくい正弦波タイプかつ常時インバータ給電方式かラインインタラクティブ方式を選びましょう。一番安価な常時商用給電方式は非常時にバッテリーに切り替わるまでの時間が長く停電状態になるためゲーミングPCには向いていません。ラインインタラクティブ方式はバッテリー切り替え時間が非常に短く、高価格な常時商用給電方式はバッテリーを充電しながらバッテリーから給電するため切り替え時間がありません。

無停電電源装置(UPS)のバッテリー容量を決める

UPSのタイプを決めた後はバッテリー容量を決めます。バッテリー容量が大きいほど非常時に稼働できる時間が延びるため予算の限り大容量タイプを選びたいところです。容量を決める際はワットチェッカーで消費電力を実測またはパーツごとの消費電力を仕様から検索して計算し、メーカーサイトで消費電力を入力するとおおよその稼働時間を調べることが出来ます。

パソコンだけでなくネットワーク機器もUPSへ繋ぐ

ルーターや光回線の末端装置などネット回線の動作に必要な機器もUPSへ接続することで非常時でもパソコンとネット回線を維持できます。光回線とパソコンを置いている部屋まで遠い際はパソコンとは別に小型低容量のUPSをネットワーク機器のために購入することをお勧めします。

まとめ

個人ユーザーにはオーバースペックとも言われるUPSですがいざという時に備えるという意味ではバックアップ同様に重要な要素です。日常の電源トラブルだけでなく大規模災害時にも非常用電源としても活躍できますのでパソコン用としてだけでなく防災用品としても導入を検討してみてはいかがでしょうか。